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Author:SYU
気ままに語り、たまに脱力する夢追い人。 人生の半端者。 とりあえず18歳です。
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| まったり旅日記 書く内容は統一感がない。 なにせここは中の人の自己満足のためだけに存在する空間だから。 |
ブログ作り直しました。以前の記事はこちら
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管理人の一言 …… ――まったり愚痴日記、始めました
| 小説7 |
最高にいまいちな出来上がりになってしまった。 ってのも、丁度テーマというか書いてることが変わるところだから書きにくくてしょうがない。 でも一応書いたぜ…。無論続きを待ってくれている読者など存在しないだろうけども。
とりあえず小説は暇人のみ追記からどぞ
3章「訪問者」―(1)
1999年7の月、結局世界は滅びることは無かったわけだけどもし滅びるという話があったら、その時の気分はこんな感じになるだろう。若葉から発せられる何かはまさしく、そんな気分にさせるものだった。 「・・・若葉?」 若葉は立ったままうなだれている。一体、さっきの言葉はどういう意味なのか。それを聞こうと思った時、若葉が顔を上げた。 「ふぅ〜・・・」 若葉は、まるで眠りから目覚めたかのように目を閉じて、伸びをする。 「今回も問題無しかな。」 体育の準備運動のように手足をぶらぶらさせる。 「・・・若葉・・・さっきの言葉は・・・」 俺がそう言い掛けた時だった。若葉は、ふいに鋭い目つきで俺の目をにらみつけてきた。 「・・・神山翔吾。」 フルネームで俺の名前を呼んでくる。一体どうしたんだ? 「そうか・・・。若葉の恋人も同然って状態なわけね。ま、そのお陰で傍にいてくれたんだから好都合か。」 さっきから何なんだ?こんな若葉の状態は始めてだ。俺のことをフルネームで呼んだり一人称が自分の名前になったり。てか、そうか。俺達は恋人同然だったか。何だよ、お前嫌がる素振り見せながら実はおれに完全に惚れてたわけか。 俺がそんな事を考えていると、若葉はいきなり笑みを浮かべて上目使いで俺の顔を覗き込んでくる。滅多に見せない、晴れ晴れした笑顔だ。 「しょ〜う〜ご!」 そして、いきなり笑顔のまま抱きついてくる。突然の若葉の行動に意表をつかれつつも、若葉を抱きとめる。 「なんだなんだ、さっきからどうしたんだよ・・・」 俺がそんなことを言うと、若葉は怪訝な表情を浮かべる。 「彼女が彼氏に愛情を表現して何が悪いの?」 そして、また上目使い。え・・・?これマジっすか?俺の中の理性が必死に「冷静になれ!」と警鐘を鳴らすものの制服越しに伝わる若葉の体温をついつい意識してしまう。 「あ・・・あ〜、まぁ、そうだな。」 曖昧な返事しかできない。 「ん〜、変な翔吾。」 一番変なのはあんたです。だが、それがぐっときてるんだけれど・・・。 「まぁともかくだ、離れてくれ。」 「やだ。」 俺が若葉の肩を掴んで引き離そうとしたが、若葉は抵抗する。・・・なんでいきなり積極的になったんだ・・・。実はあれか?俺への愛情をずっと隠していて、それが隠し切れなくなってこうやって素直にそれを露呈させてるとか。 ・・・でも、そんな都合のいい解釈をしながらもどこか引っかかっていた。さっきの若葉のセリフ・・・。一体若葉は何がしたいんだ? 「翔吾〜っ。翔吾は私のものだからね。」 そう言ってもらえるのはありがたいが・・・いつもの若葉ならそんなこと言わないだろう。 「翔吾は私の彼氏だもんね。」 若葉の手が、俺の頬に添えられる。 「だからさ、翔吾にちょっと聞いて欲しいことがあるんだ。」 そのまま、頬をなぞるように這わす。 「・・・何だ?」 「驚かないでね・・・?」 少し間を置いてから、若葉は笑顔を作る。 「魔法創士として、私の世界再生計画に協力して欲しい。」 若葉は、口の端を歪ませた。と、思った刹那、ドン!とくぐもった音がして、若葉の姿が消える。 「・・・え?」 何だ?今何が起こった?何故若葉が消えた?いや、若葉は消えたんじゃなかった。まるで誰かに強い力で突き飛ばされたかのように、窓際の壁のほうに吹き飛ばされたんだ。 困惑する俺をよそに、突然ガラガラ、と音がして音楽室の扉が開かれる。 「・・・・・・堀さん?」 そこに立っていたのは、同じクラスの仲間の堀口だった。
「痛ったぁ・・・不意打ちとはやってくれるじゃないの。」 若葉はゆっくりと立ち上がりながら悪態をつく。いやいやさっき俺にあんなに愛嬌を振り向いたのに突然幻滅させないでくれよ・・・じゃなくて、何なんだこの状態は? 何故突然堀さんが現れて何故突然若葉が吹っ飛んだのか。 「若葉・・・大丈夫か?」 とりあえず、そんな言葉を投げかける。だが、若葉は俺の方には目もくれず、キッと堀さんを睨む。対して堀さんも、険しい表情を若葉に向けていた。 「・・・何でこっちの世界に私の邪魔をする魔法使いがいるわけ?私に逆らってどうなるか分かってるでしょ?」 「そんなこと知らないな。俺はお前の組織など知ったことではないからな。」 そう言いながら堀さんは先ほどみたトミーの折り畳み傘くらいの大きさの、棒状の何かを背後から取り出す。 ・・・てか、さっきから俺が置き去りにされてるんだが・・・。何だよ魔法使いって。二人は俺を使って遊んでるのか? 「・・・そうか、裏切り者ってわけね?」 「最初からお前達の馬鹿げた計画に協力する気は無かったさ。」 「・・・誰だか分からないけど、裏切り者なら殺しちゃってもいいってことだね。」 「・・・若葉・・・?」 何を物騒な事を言っているのか。 「翔吾。さっきの話はちょっと待ってくれない?私はやる事があるから。」 若葉はそう言って再び笑顔を投げかけてくる。 「く・・・翔吾っ!」 だが、そんな風景も一瞬で変わる。いきなり後ろから強い力でぐっ、と引かれたと思ったらすぐ耳元でドンドンドン、と鈍い音が響く。視界がまるで車の中でとった写真の様にブレて、ぐるぐると回る。 そして、背中に鈍い痛み。 「翔吾、走れ!」 堀さんの声が聞こえると共に、視界が正常になる。どうやら俺は音楽室の前で倒れている状態になっているようだ。 床に手をつき、立ち上がる。 「堀さん、一体何なんだよ!」 「いいから走れ!」 わけがわからない。さっきからわけがわからない。 「ああくそ、とにかくそうしてくれ!こっちはこっちで大変なんだ!」 そう言う堀さんに突然、若葉は飛び掛り、拳を突き出す。堀さんは舌打ちをしながら紙一重で避ける。 「若葉!どうしたんだよ突然!何で堀さんに殴りかかるんだ!」 俺がそう叫ぶも、若葉は表情一つ変えない。そんな若葉に対し、今度は堀さんが何かを呟きながら若葉の胸にさっきの棒を向ける。刹那、ガラスの割れるような甲高い音が若葉の元から響いた。 本当にどうしてしまったんだよ二人とも・・・。実は二人は仲が悪かったのか?それで今マジになって喧嘩しているとか?そんなはずはない。けど他に二人が争う理由なんて思いつかない。 「く・・・っ!」 分からない。本当に分からない。だけど、本当に喧嘩なら先生を呼んだほうがいいだろう。走ればここから職員室まではそう遠くない。 でも、このまま二人を放置するわけにもいかないだろう。 「翔吾!どうしたんだ!」 突然、後ろのほうから達也の声が聞こえてきた。振り返ると、すぐ近くの渡り廊下から達也と茂がこっちに向かって走ってきていた。 何だ、さっき別れたはずなのにまだ校内に残っていたのか?いや、今はそんなこと考えている場合ではない。 「おいおい・・・何で古川さんと堀さんがマジになって喧嘩してるんだよ・・・」 茂は苦々しい表情を浮かべる。 「先生が来る前になんとか止めるべきだな・・・」 「こっちに来るな!離れてろ!」 達也が駆け出そうとした時、堀さんは怒号を飛ばしてくる。そして、再び何かを高速で呟きはじめる。 その呟きは小声なのか聴こえない。しかし・・・俺には・・・それを、まるで魔法の呪文を唱えているかのように見えた。 ―――馬鹿馬鹿しい。ありえないだろう。さっきからの突然の出来事にまだ脳が慣れていないのか、そんな呆けたことを考えてしまう。 だが、次に目に映った光景は、まるでそんな俺の馬鹿馬鹿しい考えを肯定するかのようだった。 「神々の剣(ラグナロック)」 そんな言葉を、堀さんが発した気がした。そんな気がしたのは一瞬。一瞬で、そんなことは頭から吹き飛んでしまった。 それは、金とも黄色ともつかない、俺の中ではオレンジに近いイメージの色だった。そんなオレンジの光が、堀さんの掴む棒の先から迸っていた。俺達は、思わず手で目を遮る。そうでもしなければ目が潰れるかと思った。 と、ともに爆音。まるで「殺してやる」と連呼しているかのような暴力的な音。放送後のTVから流れるノイズを、わざと音量を最高にしたような、悪意さえ感じる音。 顔にかかる熱の篭った空気。そこにいるだけで、数分でまともな思考ができなくなる。漠然とそう思った。 「な・・・」 思わず声が漏れる。その声も、すぐ爆音の中に聞こえなくなる。 何だ。何だ何だ何だ。一体何なんだ!あの一瞬で何が起こったんだ! やがて、鼓膜を押す爆音が無くなる。まだ耳の中でぐわんぐわんという音が、まるで残響のように響いているが。 俺は、おそるおそる目を開ける。 「・・・・・・え?」 それこそ、本当に目を疑う光景というやつだろう。本気で目がおかしくなったのかと思った。 さっきまで見えていたいつもの音楽室の前の廊下の風景では無かった。まるで無理やり削られたかのように、床は削られ、窓ガラスは全壊し、天井は焼け焦げ、遠くの廊下の突き当たりが、無理やり貫通したかのように破られている。 そして・・・若葉の姿が見えない。 「・・・・・・」 絶句するほか無かった。今立っている地面がぐらぐらと揺れているような感覚に囚われていた。 堀さんだけは、平然とした表情で振り返り、その無表情を俺に向ける。 「今のうちだ・・・。あいつが再びこっちに向かってくるまでに翔吾、こいつを持って『門(ゲート)』と唱えてくれ。」 堀さんは、そんなことを言いながら先ほどの棒をこちらに向けてきた。 勿論、俺は呆気にとられて何も言い返せずにいた。・・・堀さんは一体何を言っているんだ・・・。さっき目の前にこんなことが起こったのに・・・。 いや、こんなことと思うものの、自分でも何が起こったかを正常に把握できないでいるけど。 ・・・だって、さっきのなんてまるで・・・魔法のようじゃないか。誰が正常に把握できるものか。 「翔吾。とりあえず考えるのは後にして、言う通りにしてくれないか?」 そんなこと言われても無理がある。何処の誰がさっきのような光景を見て平然としていられるのか。・・・って、目の前の堀さんは平然としているわけか。 「信じられなくてもいい。ただ今は言うとおりにしてくれ。すぐに全て分かるはずだ。」 何が分かるというんだ。だったら今すぐさっきの現象について説明して欲しいくらいだ。 隣を見ると、案の定達也と茂も絶句していた。そりゃそうだろう。 「とにかく早く!あいつを俺の力でいつまでも引き止めるのは無理だ!」 あいつって誰のことなんだよ。若葉はどこに消えたんだよ。 「翔吾・・・」 達也が何とも言えないといった微妙な表情を投げかけてくる。俺もそっくりそのままお返しするぞ。 対して、堀さんは渋い表情を浮かべ、早くしろと急かしてくる。 「ったぁ・・・。まさか呪文の詠唱が出来るとは思わなかったわ・・・。」 突然、遠くから若葉の声が聞こえてきた。何処だ・・・? 「あんたよく気付いたね。普通じゃあ別世界では世界正法は存在しない。そう考えてもおかしくないのに。」 破られた廊下の奥。そこにゆっくりと立ち上がる人影が見えた。それを見て、堀さんは舌打ちする。 「くそ!早く唱えろ!翔吾!」 堀さんは声を張り上げ、俺の胸倉を掴む。ああ、さっきからしつこいな。唱えて満足するのなら、そうしてやるよ。 「だったら私は、この世界で最強の存在ってことになるね・・・。」 遠くの人影が、笑みを浮かべた―――。そんな気がした。それと共に、堀さんは再び舌打ちをし、俺の制服を離してそちらの方へ駆け出す。 同時に、俺は堀さんがさっきまで掴んでいた棒を掴み、呟く。 「門(ゲート)!!」 瞬間、雨の日の水溜りに写る風景のように視界の風景はどんどん歪み、世界の色彩は死んでいき、聞こえる声も、音もフェードアウトしていった。
矛盾を孕んだとんでもない駄文になってしもうた…。
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