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Author:SYU
気ままに語り、たまに脱力する夢追い人。
人生の半端者。
とりあえず18歳です。



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まったり旅日記
書く内容は統一感がない。 なにせここは中の人の自己満足のためだけに存在する空間だから。

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管理人の一言 …… ――まったり愚痴日記、始めました


小説4
今日も今日とて誰からも期待されるはずのない小説を書いてみた。
さすがになんか悲しくなってくるけどこんな実力もない個人の文読んでくれる人がいたら奇跡だと思えてくるな。

小説なんて書いて意味なんてあるのだろうか、なんて考えてしまうこともある。
才能があったら別なんだろうけどな・・・。

暇人のみ追記どぞ


二章「古川若葉」―(1)



6時間目の中ごろから降り始めた雨は、放課後になる頃には土砂降りになっていた。
俺は、窓を激しく打ち付ける雨音をBGMに担任の荒川先生の話を聞き流していた。
「ん・・・んん〜。」
のびをしながら、窓のほうを見る。空はまだ薄暗く、雨も弱まる様子が無い。これは濡れるの覚悟で帰らなければいけないな。
そんなことを思ってからふと、俺は若葉の方を見る。
「・・・・・・。」
若葉は、右腕を左手で掴みながら俯いていた。必死に腹痛に耐えている・・・ようには見えない。あれは・・・。
「以上だ。日直、号令。」
荒川先生がそう言い、日直が号令をかけてホームルームは終了した。
ホームルームが終わると、達也が寄ってきた。
「翔吾、今日は部活あるのか?」
「いや、無いぞ。と、言ってもこんな土砂降りの中を帰りたくないからあっても良かったけどなぁ。」
折りたたみ傘なら持っているが、結構小さめなのでこんな雨の中じゃあまり効果を発揮してくれないし。
「じゃ、少し待ってみるか?雑談でもして時間潰してりゃいいだろ」
茂が言う。それもそうだな。それに、どうせやることもあるしすぐには帰れない。
「お?なんだ、お前たち帰らないのか?」
いきなり、トミーこと富岡が折りたたみ傘を出しながら話かけてきた。
「ああ。待てば止むかも知れないしな。少しだらだらとしていくことにしたんだ。」
「あ、そういえば翔吾が今度のテストでお前を負かすってよ!」
茂が、朝の会話を思い出したのか俺の代理でトミーに宣戦布告をした。余計な事を言うなよ・・・。
そのセリフを聞いてトミーはニヤリと笑みを浮かべる。
「ほほぅ・・・?この俺様に勝とうと言うのか。ま、せいぜい頑張るといいさ。お前の希望を俺が踏みにじってやるぜ!」
トミーは折りたたみ傘をくるくると回しながら笑う。しかし相変わらずの自信家だな。
「んじゃ、俺はさっさと帰るぜ。また明日な〜。」
どうやらトミーはこの土砂降りの中を根性で帰るつもりのようだな。ご苦労なこった。
「おう、じゃあな。」
俺は手をひらひらさせて適当に返事をする。
「あいつ、雨が止むまで待たないのか・・・。」
「なぁに。トミーは宇宙紛争において一騎当千の戦士として恐れられた奴だ。雨なんてどうということないだろう。」
思わず苦笑する。さすがに茂が語るような裏設定など無い・・・はずだ。
そんなくだらない会話をしばらく続けていると、クラスメイトのほとんどが教室から姿を消していた。雨はまだまだ止め気配は無い。
俺はちらっと若葉のほうを見てみる。若葉は机にうつぶせになって寝ていた。ずっとあの様子だから、教科書を鞄に仕舞ってもいないだろう。
はぁ・・・。俺は一度ため息をつく。
「おい、二人とも。今日は先帰ってくれ。俺は大事な用があるんだ。」
そのセリフを聞くと、茂がニヤリとする。
「告白でもするのか?この嫌われようなのに、お前も勇者だねぇ。ま、後で慰めの言葉くらいはかけてやるさ!」
茂はうつぶせになっている若葉のほうをむきながら言う。・・・やっぱりそういうリアクションするわけかよ茂君は。
俺は達也のほうに目配せをする。
「・・・まぁ、茂。恋愛は個人の問題だろう?俺らが深く関与することはないじゃないか。」
「なんだよ達也。お前だって翔吾の恋の行方気になるだろ?古川を呼び出して告白する。その一連の光景を陰でニヤニヤしながら見守るのは最高じゃないか!」
そういうことを本人の前で言うか。いや、思っても実行に移すな。
「ま、こういう肝心な時に察してやって姿を消すのが友情ってもんだろ?」
達也は言いつつ、自分の鞄を持つ。少し否定してくれてもいいだろう。告白するわけでも、やましいことするわけでもないんだし。
茂は、小声で文句をつぶやきながらも鞄を持つ。
「明日にでも結果聞かせてくれや。」
「じゃーな。頑張れよ。」
そんな言葉を投げかけてから二人は教室から立ち去った。・・・何を頑張れというのか。
だがまぁ・・・確かにこっちはこっちで大変かもな。


「おい、若葉。」
俺は少し大きい声で机にうつぶせになる若葉に話しかける。案の定返事は無い。
「若葉。起きろよ。もうみんないなくなっちまったぞ。」
今度は、若葉の肩を掴んで軽く揺さぶる。若葉は、うぅ〜ん、とうなり声をあげる。
「なに・・・」
「起きたか、若葉。」
「翔吾・・・なんの用・・・?」
若葉は不機嫌そうな声を上げる。
「もうみんな帰ったぞ。」
そう言われて、若葉はぼーっとした目で教室を見渡してから
「そう・・・。」
と言った。
「で、あんたは帰らないの?いつもの二人と。」
「馬鹿か。お前を残して帰れるわけないだろ?」
「馬鹿はあんただ。」
少し傷つくな・・・。少なくとも嘘を言っているわけではないのに。
若葉は、目をこすってから自分の鞄に教科書をしまいはじめる。
「俺が代わりに鞄に入れておくか?」
「結構。」
そうですか・・・・・・。
「大体あんたと教室で二人きりというこの状態が信じれないわ・・・。三由紀はどこに行ったの?」
「小野さんは病院行くとか言ってたような気がするぞ。」
「あ・・・。そんなこと言ってたかも。」
そんな会話をしてる間に、若葉は教科書を鞄に仕舞い終わった。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
二人とも押し黙る。ガタガタと、風が窓を揺らす音と、雨が窓を打つ音だけが教室に響く。
「あのさ・・・。」
先に沈黙を破ったのは俺だった。
「大丈夫か・・・?」
「何が?」
若葉は鞄を持ち上げながら言う。・・・またこいつお得意の強がりか・・・。
「もう少しゆっくりしていったほうがいいだろう?」
「・・・何で?」
分かっているくせに何を聞き返しているのか・・・。
「また、『あれ』なんだろ?」
俺のその言葉に、若葉は言葉を失う。
「・・・ふ〜ん。いつもストーカーみたいに見てるとこんなに分かるものなんだね。」
「いや、せめて幼馴染だからとか言って欲しいものだが。」
「全く、なんだかくやしいなぁ。」
若葉は微笑を浮かべながらため息。そうしてから、こっちを向きなおした。
「・・・・・・ごめん、やっぱ辛い。」
「そうだろうな。」
「あのさ・・・」
若葉は目を泳がせながら言いよどむ。
「・・・分かってるって。どうせ雨降ってるしな。すぐには帰りたくない。」
「あ〜・・・うん。」
うつむいてもじもじする若葉。なんか、そうしていられると俺がよからぬことを考えているように見えるじゃないか・・・。
「じゃ、移動しよっか。」
若葉は、教室のドアノブに手をかける。
「なんで移動する必要があるんだ?どうせここでも誰もいないだろう。つまり誰も二人の愛を邪魔する者はいnおぶっ!!」
若葉がロッカーの上にあった分厚めの高校案内書を投げてきた。しかも角が当たったぞ畜生・・・。
「な〜に馬鹿なこと言ってるの。そんな下心出してきたらチョン切るよ?」
何をチョン切るというのか。
「ともかく、ここであんたと二人きりの光景を誰かに見られたくないから移動するの。音楽室あたりにね。」
まぁ、確かにあそこも今日は部活ないし誰もいないだろう。おまけに廊下の奥のほうの部屋だからな。
「そんな奥の部屋で熱い愛の言葉でも囁k・・・すいません。」
若葉の般若の如き表情の前でさすがに言葉を続けるわけにもいかなかった。
「今度ふざけたこと言うとチョン切る越して殺すからよろしく。」
なんでこうも俺に対しては物騒な発言をしまくるかなぁ。愛しさの裏返しか?・・・なんて発言したら殺されるか。
「さっ、さっさと自分の鞄持って。行くよ、翔吾。」
若葉はパチンパチンと教室の電気を消す。やれやれ。付いていくしか無いか。それで若葉が安心できるならその方が良いしな。



……自分で書いておきながらなんなんだこれは…('A`)
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